孫子を学んだ若者が、AI時代に本気で戦ってみた記録
主人公・大場健太(年齢も勤め先も伏せています。本人が「書かれたら恥ずかしい」と言うので)が、AIに仕事を奪われる焦りから『孫子』を読み始め、見事に誤読し、空回りしながらもギリギリで踏みとどまっていく話です。得意の「必敗からの這い上がり」がそのまま詰まっています。
自称23歳(更新は数年前で止まっています)。
勝てない人間が、勝つための本を読んで足掻く話を書いています。
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はじめまして、さんしんどいと申します。自己申告の年齢は23歳で、これはもう数年更新していません。昔の兵法書を書いた人たちも生まれた年をはっきり名乗っていないらしいと知って、勝手に仲間だと思っています。
経歴は褒められたものではありません。学生時代はカルタで県大会二回戦敗退の常連、社会に出てからは三日で辞めた仕事が片手では数えきれず、気づけば「何をしている人か」を自分でも説明できない時期がありました。そんなとき、暇をつぶすために手に取った古い兵法書の文庫本が、なぜか腹に刺さりました。「先に勝ってから戦え」みたいなことが大体どの本にも書いてあるのに、自分はいつも戦ってから負けを数えていた。悔しいより先に、笑ってしまいました。
それから古典や必勝法を説く本を読み返すたびに、自分の失敗史と対話するような感覚になり、気づけばパソコンに向かって人のことを書き始めていました。ペンネームの「さんしんどい」は、孫子(そんし)としんどいを足した言葉ですが、声に出すと「三振、しんどい」にも聞こえます。狙って作った言葉遊びです。
勝てない人間が、勝つための本を読んで足掻く話を書いています。格好いい必勝法より、必敗パターンの研究の方が得意です。気が向いたときにしか更新しませんが、「次はどう転ぶのか」だけは自分でも楽しみにしながら書いています。どうぞよろしくお願いします。
「まあ、それは本に聞いてくれ。」
— さんしんどいの口癖今書いている2作品は、たまたま同じ古典『孫子』を題材にしています。負け方の研究が自分の一貫したテーマなので、題材はこの2本に限らず、これからも気になった古典や本に広げていく予定です。
主人公・大場健太(年齢も勤め先も伏せています。本人が「書かれたら恥ずかしい」と言うので)が、AIに仕事を奪われる焦りから『孫子』を読み始め、見事に誤読し、空回りしながらもギリギリで踏みとどまっていく話です。得意の「必敗からの這い上がり」がそのまま詰まっています。
五十三歳の係長補佐・竜門徳治と、十七歳の女子高生・葛城リョーコ。年齢もキャリアも何一つ噛み合わない二人が、『孫子』を共通言語にして会社の修羅場に挑みます。「年の差バディ」で片付けたくない、妙に筋の通った共闘を書いたつもりです。
どちらも、勝ち方より負け方の方が面白いと思っている作家が書いた話です。
次に何の本を誤読するかはまだ決めていませんが、覗いていただけたら、三振くらいはいつでもお見せします。